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岡垣・東高倉に星の下で眠れるキャンプ場 SNSでボランティア募り開拓

「FREELIFE FREECAMP」オーナーの松島百(もも)さん

「FREELIFE FREECAMP」オーナーの松島百(もも)さん

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 星の下で眠れるキャンプ場「FREELIFE FREECAMP(フリーライフ・フリーキャンプ)」(岡垣町東高倉)が「カフェ・ベーカリーM&M」横にオープンしてから、6月17日で半年を迎える。

ユニークな名前のサイト

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 以前から「『ここでキャンプしたい』という客の要望が多かった」という同キャンプ場オーナーの松島百(もも)さん。敷地の広さ的にも新たにキャンプ場を作る余裕はあったものの、自身はキャンプにあまり興味がなく知識もなかったため「踏みとどまっていた」という。

 そうした中、プライベートで訪ねた「REMBULAN BASE CAMP(レムブラン・ベースキャンプ)」(北九州市八幡西区)に大きな影響を受けて一念発起。SNSで開拓ボランティアを募り、昨年12月17日、「素人が作るキャンプ場」としてオープンに至った。

 キャンプ場には「ジョバンニの切符」「プリオシン海岸」など「銀河鉄道の夜」にちなんだ名前から成る7サイトを用意。「宮沢賢治を父が好きなのと、岡垣は星がきれいという理由で名付けた」と松島さん。「プライベートな空間を大事にしてほしい」という思いからサイト数は少なめにして、全サイトじか火可能とし、すぐ近くにはトイレや洗面などの水回り設備も完備。支払いはオンライン決済のみで、無人でも営業できる環境を整えた。辺りに街灯はなく夜は真っ暗になるので、満天の星空を眺めることもできる。

 松島さんは「岡垣は田舎で交通の便も悪いが、そんな場所にわざわざ来てもらうからこそ、ここでしか味わえない時間を大切にしてほしい。大人から子どもまで誰もが自由にいろいろな体験ができるこの場所で、たくさんの思い出を残してもらえたら。ここから新しいコミュニティーの輪を広げて、次につないでいきたい」と先を見据える。

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