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宗像で難病抱える落水洋介さんが講演 感じたことを歌や踊りで伝え合う場も

落水洋介さん(中央)と「ときおりれんごう」のメンバー(右端が本郷久美子さん)

落水洋介さん(中央)と「ときおりれんごう」のメンバー(右端が本郷久美子さん)

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 「落水洋介おはなし会&PARTY」が5月28日、メイトム宗像(宗像市久原)の多目的ホールで開かれる。

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 主催は「ときおりれんごう」。メンバーは、宗像市周辺で子どもの育つ環境づくりに関わる活動をしている7人。普段はそれぞれ違う活動しているメンバーに、発起人の「Green Blue Life labo(グリーンブルーライフラボ)」の本郷久美子さんが声をかけて結成した。

 講演するのは落水洋介さん。33歳のとき、100万人に1人といわれる難病PLS(原発性側索硬化症)と診断され、一時は自死も考えたが、40歳となった現在は「今が一番幸せ」と話す。全国各地で講演活動を行うなど、多様性を認め合い、支え合う社会をつくることを目指して活動している。

 本郷さんは「数年前、オンラインの講演会で初めて落水さんの話を聞いた。とてもユーモアがあって、豪快な笑顔が印象的だった。落水さんの生き方を知って、個人的に今後、『何を選んで生きていくのか』を考えさせられた。ぜひ落水さんの話を、子どもから大人まで多くの方に聞いてほしいと思った」と企画のきっかけを話す。

 当日は2部制で行う。第1部では「聴いて感じて考えて おはなし会」と題し、落水さんの講演会を行う。誰でも参加できることを目指し、最前列はマットを敷いて一人で話が聞ける子ども用の席にするほか、幼児連れの家族も話を聞けるようにおもちゃを置いたベビースペースも用意する。長時間の集中が難しかったり、クールダウンが必要になったりする参加者も想定して、多目的ホールの隣室に休憩室も設ける。

 第2部は「歌って踊ってつながって PARTY」と題し、落水さんと一緒に昼食を取り、昼食後には歌ったり、体を動かしたり、音楽を楽しんだりするイベントを予定。「第1部で感じたことを、言葉だけではなく歌や踊り、音楽などさまざまな方法で伝え合う時間にできたら」と本郷さん。

 本郷さんは「子どもたちは一見聞いていなさそうで、多くのことを感じている。大人も今後の自分の生き方を考える機会になるのでは。落水さんの講演や参加者同士の交流を通して、何か『感じるもの』を持ち帰ってもらえたら」と参加を呼びかける。

 開催時間は、第1部=11時~12時、第2部=12時30分~14時30分。会費は、事前申し込みで第1部は大人1,500円(当日は2,000円)、17歳以下無料。第2部は弁当付きで、大人1,500円、17歳以下無料。申し込みフォームで受け付ける。

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