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道の駅むなかた隣接地で「サーモン養殖」 産官学連携で地域の特産品へ

企業立地締結式の様子 RKB毎日ホールディングスの井上良次社長(左)と伊豆美沙子市長(右)

企業立地締結式の様子 RKB毎日ホールディングスの井上良次社長(左)と伊豆美沙子市長(右)

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 宗像市は2月17日、道の駅むなかた(宗像市江口)の隣接地に「サーモン陸上養殖場」を新設するため、RKB毎日ホールディングス(福岡市早良区)と企業立地協定を締結した。

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 世界人口の増加や食の多様化により、2030年には約2700万トン以上の魚介類が不足すると予想されている。養殖業は養殖適地や自然に左右される課題があるが、陸上養殖を行うことで解決される。鮮度を保つことができ、季節を問わず安定的にサーモンを提供できるようになるという。

 サーモン陸上養殖場を新設することで、地域の雇用機会の創出、地域経済の振興が期待される。地域の教育機関との連携を図りながら技術提供や人材育成、食育を行い、宗像ブランドとして売り出すことで、ふるさと納税の返礼品として出品することも視野に入れているという。

 RKB毎日ホールディングスの井上良次社長は「これまで福岡県内100カ所以上の場所を探してきたが、宗像市は水や交通アクセスなど総合的に考えて最適な立地だった。次世代の養殖技術である陸上養殖を通じて、宗像の漁業の発展の一助になりたい」と思いを語り、伊豆美沙子市長は「安全な食の提供とブランド化によって、さらなる食の発展を期待している。『食の街、宗像』を強くアピールしていきたい」と意欲を見せる。

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