名残のガレージハウス「Grage T(ガレージ ティー)」(宗像市名残)が12月10日・11日の2日間、ガレージセールを開催する。
同施設はクラシックカー好きの渕上高当さんが「クルマ好きが集まることができるクラブハウスのような場所を作りたい」という思いで、親戚が営んでいた電気店跡に作ったガレージハウス。施設内には渕上さんが所有するクラシックカーを展示し、溝付きの専用コース上をコントローラーで走らせる「スロットカー」のコースを設けるなど、クルマ好きの仲間が集うガレージとして使っている。
渕上さんは宗像を起点に市町を巡るヨーロッパのビンテージカーラリーイベント「Tour de Munakata(ツールドムナカタ)」のサポート役も担っており、同イベントのクラブハウスのような施設としても利用されているという。
普段は渕上さんの車の保管や仲間が集うスペースとして使っているが、「すてきな空間なので、レンタルスペースとして幅広く活用したい」と渕上さん。昨年はツールドムナカタとコラボして、ジャズライブや写真展、イラスト展などを開いた。「とても反響はあったが、施設が周知されていないため集客が難しい。もっとガレージの存在を知ってもらい、車好きの交流の場にしたい」と渕上さんはガレージへの思いを語る。
そこで同施設を知ってもらうきっかけづくりとして、月に1度、ガレージを開放しガレージセールを企画。渕上さんは「普段は常時オープンしていないので、『ここは何屋さんですか』という質問をよく受ける。ガレージセールで存在を知ってもらい、クルマ好きが集まりやすい場にできれば」と語る。イベント当日は渕上さんの妻、綾子さんの実家が農家を営む野菜や苗、クルマ仲間のつなで集まった食器や手作りアクセサリーなども並べる予定。
「まだまだこのガレージの活用法は模索中。まずは『旧車好きが気軽に集まることができる場所』にしながら、役割を見つけていければ」と今後の思いを語る。
ガレージセールの開催時間は11時~17時。