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日の里の子ども食堂「あったかの日」が1周年 子どもたちの居場所に

スタッフと参加者の子どもたち 運営を手伝う「子どもボランティア」も

スタッフと参加者の子どもたち 運営を手伝う「子どもボランティア」も

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 日の里団地集会所(宗像市日の里5)で毎月1回開催している子ども食堂「あったかの日」が9月で1周年を迎えた。

食事の様子 防災食を温めて食べることも

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 「あったかの日」では、日の里地区の0歳~18歳の子どもと保護者を対象とした子ども食堂で、白米や汁物、フードバンク福岡から提供を受けた防災食などを、予約なしで、無料で提供している。宗像市子ども育成課を通じて「たまピーのおやつ便」の提供もあり、受付で「おやつくじ」を引いて菓子も用意する。食事の時間は決まっていないため、各自が自由な時間に食べる。食後すぐ帰る子どももいれば、おもちゃを持参して他の子どもたちと遊んで過ごす子どもいるという。中には、「おやつくじを引いてください」と入り口で声掛けをしたり、参加者に食事を配膳したりするなど、「子どもボランティア」として自主的に運営を手伝う子どもたちもいる。

 主催するのは、日の里まちづくり委員会の子ども支援グループ。同会は、日の里地区コミュニティ運営協議会の特別委員会の一つで、日頃から地域の子ども支援の活動に取り組む。日の里地区では「CoCokaraひのさと」(日の里1)で毎学期末に、子どもたちにおにぎりとみそ汁を提供する「西小寺子屋」の活動が行われていたが、コロナ禍で中止に。この活動にサポーターとして参加していた藤原浩美さんが「コロナ禍でも子どもたちの日常は続いているので、子どもたちの様子が心配だった。何とか定期的に子ども食堂ができないか」と周囲に呼びかけ、現在の形での開催が決まったという。

 毎月参加している小学5年生の男児は、自分から「子どもボランティア」をしたいと申し出たという。「みんなと仲良くなれるし、ご飯もたっぷり食べられるし、地域のイベント作りに自分の意見を言えるし、とにかく楽しい。ボランティアをするのも、やりがいがあって楽しい。まだ来たことのない人にも、楽しいのでぜひ来てほしい」と参加を呼びかける。

 開催日は毎月第3土曜の11時30分~13時30分。時間内は出入り自由。飲み物は各自で持参。

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