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福津で「なのはなミーティング」 子どもの発達が気になる保護者の居場所づくり

代表の三牧佳菜さん 子どもの作品の前で

代表の三牧佳菜さん 子どもの作品の前で

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 子どもの発達が気になる保護者のサークル「なのはなミーティング」が7月、福津市で初めてのイベントを開いた。

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 子どもの発達が気になる保護者同士の交流や情報交換などを目的に設立された同会。月1回、おしゃべり会などのイベントを行う。参加対象は、発達が気になる0~3歳児の保護者。運営スタッフも、同様に発達が気になる子どもを持つ保護者が務める。イベントは託児付き(無料)で、保護者同士がゆったり話せるよう工夫しているという。

 代表の三牧佳菜さんも、発達障がいがある小学生の子どもを持つ母親。1歳半のときに発達の遅れを指摘され、出かけ先では常に見守りが必要な状態だったという。「不安や孤独を感じていたが、誰かとゆっくり話したくても子どもと一緒だとそれが難しい。『託児付きのおしゃべり会があればいいのに』と思っていた」と当時を振り返る。「福津市住みよいまちづくり推進企画活動補助金」の存在を知り、「この制度を活用すれば、託児付きのおしゃべり会が実現できるのでは」と考え、会の設立とイベントの実施を決意したという。

 おしゃべり会では、参加者同士が交流する時間を設けるほか、運営スタッフが先輩保護者の立場から自身の体験談を伝えたり、パンフレットなどで療育先の情報を提供したりする。「この会に来る楽しみの一つになれば」と飲み物とおやつも用意。参加者からは「いろいろな話が聞けて前向きになれた」「託児があったので、ゆっくり話せて良かった」「家族で療育について話すきっかけになった」などの感想が届いたという。

 三牧さんは「『こんな会があったらいいな』という思いを8年越しで形にできた。コロナ禍もあり、今のママたちはもっと孤独なのでは。この会に来て、たくさんおしゃべりをして、ママたちに少しでも元気になってもらえたら」と今後の活動への思いを語る。

 イベントは第1土曜に開催予定(1月のみ第2土曜)。定員10人。福津市民以外も参加可。託児は10日前までに要予約。開催日はインスタグラムやLINEで知らせる。

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