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赤木の里にテイクアウト専門の唐揚げ店 元フランス料理人が10年ぶりに再開

店主の吉野嘉晃さん

店主の吉野嘉晃さん

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 宗像の生産者直売所「赤木の里」に5月26日、テイクアウト専門の唐揚げ店「よし乃deからあげ」(宗像市広陵台1、TEL 090-7049-9698)がオープンした。

店舗外観。店の前では料理に使う香草も育てている

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 店主の吉野嘉晃さんはフランス料理をはじめとする飲食店で長く働いてきた料理人。10年前に自由ヶ丘西町で唐揚げ店を開いたが、大病を患い半年ほどで閉店。病気が治った後、別の仕事に就いていたが、縁あって再度、唐揚げ店のオープンを決意。同直売所に店を構えた。

 商品は「からあげ」「手羽先」(以上、1個80円)、「鶏肉の酢の物」(100グラム200円)、「からあげ弁当」「からあげ南蛮弁当」(以上500円)。弁当の付け合わせは日替わりだが、野菜やベシャメルソースなどを使って作る「クロケット」などフランス料理を添えることもあるという。

 店の前では香草も栽培。今後はそれらを使った鶏肉の「香味焼き」や「オレンジ焼き」をメニューに加えるほか、「野菜が苦手な子どもたちにもおいしく食べてほしい」という思いから、手作りのアメリカンドレッシングをかけた「生野菜サラダ」の販売も予定する。

 唐揚げを1個から販売するのは、「子どもたちにも気軽に食べに来てほしい」という吉野さんの思いから。「10年前に開いていた店は近隣の高校生らがよく買いに来てくれていた。今は、近所の小・中学生が友達と買いに来てくれるのでうれしい」と笑顔を見せる。

 「いずれは、地域の子どもたち向けに安価で満腹になるような子ども食堂や、共働き家庭のための子どもの預かりの場なども提供したい」と吉野さん。「今は慌てず、ゆっくり地域の皆さんに唐揚げの味を知ってほしい」と来店を呼びかける。

 営業時間は11時~19時。火曜・水曜定休。

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