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宗像肉工房、地元ユーチューバーとコラボ 家庭の味を再現した唐揚げ販売

ワイズの阿部さん(左)とAccoチャンネルの永島由希代さん(右)

ワイズの阿部さん(左)とAccoチャンネルの永島由希代さん(右)

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 食肉の加工品などを製造する「ワイズ宗像工場」(宗像市東郷4、TEL 0940-37-8555)が4月15日、ユーチューブで宗像・福津の地域情報を発信している「Acco(あっこ)チャンネル」とコラボした「ゆきのオカンの唐揚げ」の販売を始めた。

店舗外の冷凍自動販売機「ど冷えもん」では24時間扱う

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 同工場は昨年9月に直売所「宗像肉工房」をオープンし、工場で製造した商品のほか、マルヨシ醤油(上八)のしょうゆを使った「宗像から揚げ」など揚げ物の総菜も販売している。同社の阿部さんは「地元の方と共に『宗像を盛り上げたい』という気持ちがあった。店の外に設置している冷凍の自動販売機をAccoチャンネルで紹介していただいた縁もあり、商品開発を申し出た」と話す。

 Accoチャンネルを運営する永島匡人(まさと)さん、由希代(ゆきよ)さん夫婦は「ユーチューブのライブ配信で、由希代さんが作る唐揚げのおいしさを紹介したところ、視聴者から『食べてみたい』というコメントを多く頂いた。コロナ禍でも提供できる方法を模索していた中、声を掛けてもらった」と振り返る。由希代さんの母親から受け継いだ味であることから「ゆきのオカンの唐揚げ」を提案し、コラボが実現したという。

 「シンプルな家庭の味を再現するのは大変だった。さまざまな種類の肉や配合を変えながら試食を繰り返すうちに5キロ太った」と苦笑いする阿部さん。最終的に家庭で揚げることを想定し、火の通りやすい小さめのサイズで作ったところ、納得のいく味に仕上がったという。

 商品は「もも肉」「むね肉」の2種類。冷凍自動販売機では下味冷凍した「もも肉・むね肉セット」(各300グラム2パック入り=1,000円)、直売所内では店で揚げた「もも肉・むね肉ミックス」(100グラム228円)を販売。今後はふるさと納税への出品を予定するほか、販売状況を見ながら他の種類の肉での販売も検討しているという。

 阿部さんは「ユーチューブで打ち合わせの様子も配信してもらったことで、コラボを知ったお客さまから期待を寄せる声も多く頂いていた。今後も対面販売と非接触の自動販売機をうまく活用しながら宗像を盛り上げていきたい」と抱負を話し、由希代さんは「味が再現されていて驚いた。皆に家族の味を食べてもらえるだけでなく、地元企業と共に宗像を盛り上げることができてうれしい」と喜びを語る。

 営業時間は10時~18時30分。水曜・日曜定休。冷凍自動販売機は24時間販売。

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