宗像市の体験プログラム「むなかた子ども大学」の「春の課外授業」が3月28日、福岡県立少年自然の家「玄海の家」(宗像市神湊)で開かれた。
今年、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産登録5周年を迎える宗像市と旗揚げ50周年を迎える新日本プロレスがタッグを組み実現した同イベント。獣神サンダー・ライガーさんを講師に迎えた一日限りの「宗像道場」には市内外の小・中学生約50人が参加。「世界遺産クイズ」「ビーチクリーン&トレーニング」「綱引き対決」「トークコーナー」などを通して世界遺産の環境保全やライガーさんの強さの秘密について学んだ。
綱引き対決では子どもたちとライガーさんとの白熱した戦いが繰り広げられ、対決を見守る子どもたちや保護者からはどよめきや歓声が上がった。市外から参加した中学生は「思ったより力が強かった。試合を見て好きになったライガーさんと対決や会話ができ、うれしかった」とレジェンドレスラーとの交流に顔をほころばせた。
トークコーナーでは「プロレスは怖くないですか?」「どうしたらプロレスラーになれますか?」といった子どもらしい質問も。ライガーさんは「負けると悔しいが、次勝つために技を磨いていく。勝つために努力できるのが魅力」とプロレスについて話したほか、「夢の実現の途中で挫折することもあると思うが、夢に向かい努力したことは必ず人生の役に立つ。たとえ夢がかなわなくても人生は素晴らしいものになるので夢を持ってほしい」と呼び掛け、子どもたちは真剣なまなざしで聞き入った。
ライガーさんは5月3日、宗像市内で開催予定のビーチクリーンイベントにも参加予定。