
宗像現代美術展実行委員会が現在、地元の子どもを対象に「海の生き物」の絵を募集している。優秀作品は森田設備開発(宗像市徳重)の外壁やシャッターに描くウオールアートの一部に採用する。
昨年開催したアートワークショップの様子(写真提供=宗像現代美術展実行委員会)
同委員会メンバーの青柳舞さんによると、今回キャンバスとなる青色の外壁は15年以上前、当時の社長の名前に「象」の字が入っていたことから、地元大学生が「象」の絵を描き、地元住民から好評を得ていたという。同委員会では、「アートを通じて多くの人に創造の世界を楽しんでもらおう」と毎年10月に「みあれ芸術祭」を主催している縁から、今回のアート企画を担当することになった。
絵のテーマは海上御幸(かいじょうぎょうこう)を行う「みあれ祭」にちなみ、「海の生き物」。応募対象は宗像市内の小学6年生までの子どもで、画材は自由。文字は不可。
青柳さんは「実在する生き物だけでなく、空想上の海の生き物でもいいので、子どもたちの自由な発想を楽しみにしている。自分の作品が町を彩るウオールアートに採用されるかもしれないので、多くの子どもたちに楽しく参加してもらえたら」と呼びかける。
応募作品は「ウォールアートプロジェクトチーム」(九州産業大学造形短期大学部、ブーヴィエ・エミリオ・蓮、宗像市文化協会)と専門家による選考を経て優秀作品を決め、2025年6月上旬に結果を発表する予定。
同委員会では、実際の制作に参加できるワークショップ開催、宗像ユリックス(久原)での特別展示や表彰式も予定している。
応募締め切りは5月11日。郵送、宗像ユリックス窓口、応募フォームで受け付ける。