
宗像市の県道502号にある川端橋の橋梁架替事業完成式典が4月15日、市道山之上本線で行われた。
県道502号は、宗像市上八から福津市に至る長さ17キロの幹線道路。川端橋はJR東郷駅周辺と沿岸部をつなぐ約57メートルの橋で、周辺には宗像大社や鎮国寺などがある。
同事業は福岡県が主体となり、橋本体の耐震性能や流下能力向上を目的に2012(平成24)年度から始まり、約12年をかけて橋が完成した。
完成式典には、井上正文福岡県議会議員や福地幸子福岡県議会議員、福岡県県土整備部職員、中野進宗像警察署長、伊豆美沙子宗像市長、宗像市議会議員、地域住民や玄海風の子保育園(宗像市江口)の園児約50人が出席。来賓代表の8人がテープカットを行った後、手作りの旗を手にした園児を先頭に参加者たちが橋を行進し、完成を祝った。
県土整備部道路建設課長の平井信之さんは「東日本大震災と同等の地震に対応した構造となり、橋脚の数を減らしたことで川の流れもよくなる。安全で快適に利用できるよう橋の両側に歩道を整備した。新しくなった川端橋を地域の皆さまに愛着を持って利用してもらえたら」と話す。
伊豆美沙子宗像市長は「川端橋が、地域のインフラとして活躍すること、地域経済や観光の発展に貢献することを期待する」と話す。