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宗像大社中津宮で「竹あかり」 七夕伝説発祥の地、祭りに向けにぎわい創出

「竹アーチと願い星」

「竹アーチと願い星」

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 宗像大社 中津宮(宗像市大島)で7月7日、「七夕Month(マンス)」が始まった。

竹の大鳥居

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 宗像の離島・大島にある宗像大社 中津宮には、境内に流れる「天の川」を挟んで「牽牛(けんぎゅう)神社」と「織女(しょくじょ)神社」があり、毎年8月7日には「大島七夕まつり」を行う。年に1度の島を挙げての七夕行事を島外の人にも楽しんでもらおうと、7月7日から8月7日までを「七夕マンス」とし、期間中は毎日17時30分ごろ~23時ごろ、境内に「竹あかり」がともる。

 「竹あかり」は、社会問題化している放置竹林から竹を切り出しドリルで穴を開けて模様を付ける。節の部分にLEDやろうそくなどの明かりを入れることで模様から光があふれ、見る人々の心を和ませる。

 今年から「元気な島づくり事業」推進協議会専門部会である「宗像大島竹あかり実行委員会」を中心に製作活動を行い、祭りのにぎわいだけでなく人々の交流をつくり出している。7月6日に行った「竹あかり」製作・設置作業には、宗像市・宮若市と連携協定を結ぶ「トヨタ自動車九州」(宮若市)第2ボデー課「岩モンサークル」を中心とする14人も参加した。「竹あかり」製作指導は「竹あかり」演出家の池田親生さんとそのチームが行い、作業に協力した島内外の人々と交流した。大島学園の1、2年生7人も製作現場を訪れ、竹製ぼんぼりの色塗り作業を体験した。

 「七夕マンス」に合わせ、特別御朱印の授与が始まった7月7日は、島外の参拝客も多く、設置したばかりの「竹あかり」を見上げて写真を撮るなど七夕の雰囲気を楽しんでいる様子が見られた。

 「大島七夕まつり」は8月7日16時30分に開会宣言、20時に神事を執り行う。祭り終了後は21時、21時45分に臨時船を運行する予定。浴衣で乗船すると帰りの渡船代が無料になる。

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