「むなかた魅力発信アンバサダー」1期生の活動報告会が3月13日、海の道むなかた館(宗像市深田)で開かれた。
アンバサダーは宗像市が公募し、昨年12月に始動。子育て経験のある市民、移住者、オートレーサー、ティックトッカ―などさまざまな経歴を持つ20~50代の12人がインスタグラムやティックトックを活用し、市民目線で宗像の魅力を発信してきた。活動費は全て自己負担。主な投稿内容は宗像の「食」「景色」「観光・イベント」「歴史・文化」など。「宗像が産地(むなかたさん)のおいしい食べ物を紹介」「宗像の人にスポットを当てた発信」「宗像の三大大楠を巡ってみた」などアンバサダーの興味や持ち味を生かしたシリーズ投稿も見られた。
期間中、宗像市内で活動しているSNS運用の専門家が動画投稿の方法をレクチャーしたほか、「海の道むなかた館」で地域の歴史を学ぶ勉強会なども行い、アンバサダー同士の交流を深めてきた。アンバサダーが継続的に発信できるよう、事務局がオンラインで個別面談をするなどフォローアップも行い、3カ月で320件の投稿、約1万2000件の「いいね」が寄せられた(3月13日現在)。
報告会では、「アンバサダー活動の振り返り」「アンバサダー活動前後の変化」「今後やってみたいこと」などを話し合うグループワークを行い、アンバサダーからは「たくさんの人と交流し、宗像への愛情が増した」「さまざまなイベントに参加するようになり、子どもも一緒に楽しめて、生活が充実した」「宗像の農家や漁師から話を聞いてみたい」などの声が聞かれた。
事務局を務めた宗像市秘書政策課の一番ヶ瀬拓也さんは「アンバサダーの皆さんの宗像を愛する気持ちに感銘を受けた。4月には2期生も募集する。今後も『宗像LOVE』な人の輪を広げていきたい」と意気込む。