宗像のダンスサークル「chisoku(ちそく)」が2月1日、結成1周年を迎えた。
子育て中の母親を対象に2023年2月から月1、2回、メイトム宗像(宗像市久原)や河東地区コミュニティ・センター(須恵1)でダンスレッスンを行っている同団体。代表の瀧口かずささんは「大人を対象としたダンスレッスンは、夜に行われていることが多く、子どもがいると習えなかった。それなら自分でレッスンをしてみようと思い、立ち上げた」と振り返る。
レッスン時間中、託児は受けていないが、子ども連れの参加は受け付けている。コースは初心者と経験者に分け、基本的に平日の午前中それぞれ1時間のレッスンを行う。初心者コースは、ヒップホップを中心としたレッスンで、ティックトックなどではやっている曲を参加者からのリクエストで取り入れることもあるという。経験者コースでは、パンキングやソウル、ハウスなどさまざまなジャンルのダンスを教える。「初心者コースは、やってみたいという気持ちが少しでもある人が入りやすいように設けたコースで、基礎から教えている。経験者コースは、ダンス経験者も満足できるよう、あえて難易度の高い振り付けを意識している」と瀧口さん。
経験者コース参加者の一人は「下の子が入園し、少し落ち着いたタイミングでママ友からこのサークルのことを聞き、参加した。学生時代にダンスをしていて、また踊りたいと思っていた。楽しくて気分転換になるので継続して参加している。丁寧に教えてもらえるのでこれからも続けていきたい」と話す。
介護職経験を持つ瀧口さんは「サークルの目的は参加者たちが健康になること。運動していた人たちの動きは年を取っても全然違う。今ダンスをしたからといってすぐに結果が出るわけではないが、運動を習慣づけることは自分への投資になり、するとしないでは未来が違ってくる。子どもがいても続けやすいよう、単発レッスンにしているので気軽に来てほしい」と呼びかける。
開催時間は、初心者コース=9時30分~10時30分、経験者コース=10時45分~11時45分。参加費は1回=500円。要事前予約、インスタグラムで受け付けている。