「カナディアンキャンプ乗馬クラブ九州」(宗像市神湊、TEL 0940-62-1912)が現在、クラブハウス内にあるカフェ閉店後の新規出店者を募集している。
2020年4月、クラブハウスの建て替えと同時にオープンしたカフェ「Caprice(カプリス)」。現在は店長の中村聖奈さんがランチやスイーツの提供、ハンドメード商品の受託販売などを行っている。結婚を機に中村さんが海外に移住するため、1月31日で閉店する。
同クラブ取締役の山口美子さんによると、乗馬クラブの会員は約1400人。8割が九州外からの利用者で、クラブハウスには毎月500~700人が訪れているという。カフェを利用する会員も多いことから1月、インスタグラムとウェブサイトで新店主募集の告知を始めた。
店舗面積は15坪。クラブハウスの客が気軽に利用できるよう、カフェとクラブハウスは行き来できるようになっている。クラブハウス2階にはラウンジスペースがあり、活用の希望があれば相談に応じるという。店外にはペットと一緒に食事ができるテラス席を備える。「キッチン、家具、食器などの備品も全てそのまま居抜きで利用できる。必要なのは食材と調味料のみ」と山口さん。
山口さんは「当クラブとしてはいつでも店が開いている体制が望ましいが、定休日に『将来店を持ちたい』と考えている人が営業したり、曜日や時間帯で店主が変わるスタイルにしたりするなど、さまざまな体制も考えられる」と話す。「街中のようにランチタイムに会社員が通りかかるような立地ではないが、夢を持っている人にうまく活用してもらい、ビジネスにつなげてほしい」とも。