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福津・津屋崎でアクリル絵の具アート展 芸術と農業を通じて人を笑顔に

寺嶋拓哉さん

寺嶋拓哉さん

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 「音夢晴r樹(ネムハージュ)」寺嶋拓哉さんの個展が1月6日、津屋崎千軒なごみ(福津市津屋崎3)で始まった。

グッズ販売

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 寺嶋さんは、うきは市出身で解離性障がいを抱えるパラアーティストとして活動している。元々絵を描くことが好きで画家を目指していたが、福津市に移住し、ステンドグラス作家をしているパートナーの衛藤直子さんと出会ったことをきっかけに衛藤さんの師匠から農業を学び、『音夢晴r樹』を立ち上げた。

 「芸農活動」と称し、現在は津屋崎でアクリル画を中心とした創作活動と農業を行っている。農業では「みんなの居場所を作ろう」をテーマに、地域の子どもが集まる「公園のような畑」を目指し、農薬などを使わずに野菜を育てている。収穫した野菜は個人や飲食店に販売するほか、毎週水曜に旧糀屋(津屋崎4)で営業する「芸農喫茶 ネムハージュ」で販売したり、店内メニューに使ったりしている。

 色鮮やかな一つ一つの作品の中に、寺嶋さんは遊び心とたくさんの夢や思いを込める。「寺嶋さんの絵を見ると元気がもらえる」と注文購入するリピーターも多いという。

 今回の個展の目玉は福津市をテーマに描いたアクリル画。100号サイズ(はがき100枚分)のアクリル板を使い、約1年半かけて完成した。

 期間中、作品の展示とグッズ販売のほか、土曜・日曜はアクリル絵の具を使い、木の板に好きな絵を描くワークショップを行う。

 寺嶋さんは「『芸農活動を通して人を笑顔にできる人になりたい。子どもたちの居場所を作りたい』との思いからフリースクールなどでワークショップ活動もしている。皆さんにいつでも来てもらえるような拠点を構えることが、今年の目標」と意欲を見せる。

 開館時間は9時~17時。第2・4火曜定休。入館無料。ワークショップは土曜・日曜の12時~17時。ワークショップの参加費は1人1,500円。2月12日まで。

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