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宗像・葉山の食堂「ノイヴォイ」が20周年 ふらっと立ち寄れる温かい店に

店主の泉達也さんと妻の千枝さん

店主の泉達也さんと妻の千枝さん

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 創作料理店「葉山食堂ノイヴォイ」(宗像市葉山2、TEL 0940-32-5780)が8月31日、20周年を迎えた。

平日限定パスタランチとサラダ、デザートセット

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 赤間駅付近の店舗からスタートした同店。店主の泉達也さんはホテルなどの料理人を経て独立し、同店をオープンした。「小学生の頃から料理人になって店を持つのが夫の夢だった。まだ生まれたばかりの長男を横抱きにして、店舗を切り盛りしたことを覚えている」と妻の千枝さんは振り返る。赤間駅付近で12年間続け、2014(平成26)年、現在の場所に移転した。

 パスタのほか、約40種以上の創作料理を提供する。旬の野菜を使ったメニューなどを季節に合わせて用意し、野菜や肉は国産を使い、ソースやドレッシングは手作りする。「気取らずに気軽に家族で食事が楽しめる食堂を目指している」と千枝さん。「明太クリームパスタ」(970円)、「オムタコス」(750円)など、「幅広い世代が楽しめ、日常の延長でほっとするようなメニュー」を達也さんが開発。酒が飲めない人も楽しめるように、清酒や焼酎、ワインなどのアルコールだけではなく、ノンアルコールドリンクも多くそろえる。

 「以前、お客さんに『この店は映画のかもめ食堂みたい』と言われた。映画を見てみると、まさにコンセプトが同じで驚いた」とエピソードを明かす。「観光客ではなく、店の前を通った地元や近所の人たちにふらっと立ち寄ってもらえるような『レストランというより食堂』というイメージでありたい」とも。

 子どもの頃に家族に連れられて来た客が、今は大人になり、彼女を連れてくる機会もあるという。「家族を見守り、そして見守られている」と千枝さん。

 「20年も店が続くなんて奇跡。店に関わってくれた従業員やアルバイト、常連さんに支えられているからこそ。これからも新規で訪れてくれた人がほっとでき、常連さんが安心できる定番メニューを守りながら、お客さんに寄り添っていける店になれれば」と今後の思いを語る。

 営業時間はランチ=11時30分~14時30分、ディナー=18時~22時(土曜・日曜は17時~23時)。月曜定休。土曜・日曜はディナーのみ。

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