神湊海水浴場で8月26日・27日、「宗像ビーチラグビー」が開催される。
今年で16回目となる同大会は、世代や性別の違いを超えた交流の場を設け、人と自然の触れ合いを深め、観光資源としての宗像地域を広くアピールするとともに、福岡・九州の人づくり・地域づくりに貢献することを目的として始まった。
昨年は3年ぶりに開催したが、新型コロナウィルスの感染対策が必要だったため、積極的に来場をよびかけることができなかった。「今年はコロナ禍前の活気が戻ってきている。たくさんの観客に来てほしい」と宗像ビーチラグビー実行委員会代表の浜田修一さん。
ビーチラグビーは5人対5人でプレーし、ラクビーとアメリカンフットボールの両方の要素を組み合わせた砂浜の競技。相手選手に両手でタッチすればタックル成立と見なされ、スクラムやタックルは認めていない。そのため「体格差やパワーの違いだけでは勝敗が付かないのが見どころ。パワーよりも砂浜の上を動く素早さや、戦術が重要になるため、プロのラグビー選手が素人のチームに負けることもあれば、女性チームが男性チームに勝つこともある」という。
当日は40チームが参加し、一般の部のM-1リーグ、初心者の部のビギナーズリーグ、高校生のみのチーム、中学生以下のジュニアの4つのリーグを設ける。
浜辺で開催するため、バーベキューをしながら競技に参加したり、応援したりして楽しむチームや観客もいるという。「浜遊びをしながらの観戦でも歓迎」と浜田さん。「会場にはキッチンカーも出店する。ルールも分かりやすいので、レジャー感覚で海を楽しみながら観戦もできる。気軽に来てもらい、ぜひ大会を盛り上げてほしい」と呼びかける。
開催時間は、26日(本大会予選)=9時~17時、27日(本大会)=8時~16時。入場無料。