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福津が拠点の唐揚げキッチンカー「デリカー青空」 会社員が兼業で

店主の田原弘明さん。店名やロゴのデザインは子どもの名前に由来するという

店主の田原弘明さん。店名やロゴのデザインは子どもの名前に由来するという

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 唐揚げのキッチンカー「DELI CAR(デリカ―)青空」が福津を拠点に営業を始めて、8月20日で3カ月を迎える。

ももの唐揚げ

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 店主は福津在住で平日は会社員をしている田原弘明さん。勤めている会社の構造改革がきっかけで自分を見つめ直す機会があり、小さい頃からの夢だった「飲食店経営」を本格的に考えるようになったという。「妻が『兼業で始めてみては』と背中を押してくれた」と田原さん。会社が副業を推奨していたこともあり、兼業でキッチンカーを始めることを決意。開業に向け約1年間、準備してきた。

 唐揚げ店を選んだのは、田原さん自身も含め、老若男女が好きな食べ物であることや、元々料理が好きで、自宅でもオリジナルの味付けで作った唐揚げを家族に振る舞っていたからだという。

 メニューはニンニクじょうゆがベースのもも・むね・手羽先の唐揚げやフライドポテト、ドリンクなど。唐揚げとフライドポテトのセットメニュー「わんパク」も用意する。「夏休みの弁当の具の一つにもなるよう『冷めてもおいしい』味付けにしている」という。

 有休などを活用しながら平日に仕込みを行う。「兼業だと仕込みのタイミングも難しいし、今の時季は夏祭りなどのイベントに出店することも多く、通常の営業よりも大変」と苦労を明かす一方、「やりたいことをしてお金を稼ぐことの楽しさを経験できているし、並んでいる客同士が交流する様子などを見ると、人と人とのつながりで成り立つ商売だと感じる。開業したことを人づてに聞いた知り合いも足を運んでくれて、久しぶりに再会できた」と喜びも話す。

 アウトドアが好きで、キッチンカーの前にはキャンプグッズも並べる。「キッチンカーはどこでも営業できるのが魅力。市外のアウトドアイベントなどにも出店できたら」と田原さん。「今は兼業だが、いずれは飲食店を本業として地元の福津で自分の店を持つことが目標」と意気込む。

 営業日時はインスタグラムで知らせる。

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