![「あなご天盛りそば」](https://images.keizai.biz/munakata_keizai/headline/1692144288_photo.jpg)
「そば処 海山(うみやま)」(福津市中央2)が福津・中央にオープンして、8月12日で1カ月を迎えた。
「居食屋 一栄」(花見が浜1)の店主が、「地産地消を生産から販売まで形にしたい」との思いでオープンした同店。一栄で6年間経験を積んだ店長の平川遼太さんは「食を通じて、地域の恵まれた環境と自然の豊かさを知ってほしい。魚は、漁師から直接仕入れたり、店主自ら乗船したりして仕入れている。農家から米や野菜を購入したり、山や畑で栽培・収穫も行ったりしているので、店名を『海』と『山』をかけ合わせた『海山』にした」と話す。
北海道産のそば粉を8割、つなぎを2割使った二八そばを提供する。店内の小窓からは製麺する様子を見ることもできる。
メニューは「もりそば」(880円)、宗像で取れた穴子を使った「あなご天もりそば」(1,400円)、「かけそば」(680円)、天草産のアオサが入る「きつねあおさそば」(790円)、「あかもくそば」(760円)のほか、「あなご天丼セット」(1,580円)、地元の旬のものを盛り合わせた「天ぷらセット」(1,480円)などのセットメニューもそろえる。
薬味には、福津の農家の協力で種から育てた唐辛子を手摘みで収穫して加工した一栄の粗びきユズコショウを提供する。
平川さんは「福津には個人経営のそば店がないので、幅広い世代の地域の方に認知してほしい。自然豊かな地で育った米や野菜、今の時期は宗像産の穴子を使った天ぷらを、そばと一緒に楽しんでほしい」と呼びかける。
営業時間は、11時~15時、17時~20時(土曜・日曜・祝日は11時~20時)。月曜定休(祝日は営業)。駐車場2台。