ロープを使って木に登るアクティビティーを体験する「キッズツリーイング講座」が7月30日と8月6日、宗像ユリックス(宗像市久原)の芝生広場で開かれた。
「ツリーイング」とはロープやハーネスを使った木登り技術のことで、輪になったフットロープに足を掛け、踏み上げることで登ることができる。講座には小学生約30人が参加し、TMCA(ツリーマスタークライミングアカデミー)のインストラクターを務める進藤明範さん、進藤美菜さん、白木宏さんが登り方について指導した。
子どもたちが登ったのは宗像市の木で、「宗像ユリックス」の名前の由来にもなった「クスノキ」。わんぱく広場近くにある高さ約10メートルのクスノキの頂上に設置した鈴を鳴らすことを目標に、保護者が見守る中、ツリーイングに挑戦した。
今年で開業35周年を迎えた同施設だが、木に登るイベントは今回が初めてだという。
同施設の野田泰裕さんは「通常は木に登ることを許可していないが、ハーネスやヘルメットを付け、専門家の指導の下、安心して取り組んでもらえた。普段の目線とは違う高い場所からユリックスの景色を眺められるのがツリーイングの魅力。子どもたちの『楽しかった』という声が聞けて良かった。今回は好評ですぐに定員に達してしまったが、本年度中に再び開催を予定している。今後も新しいイベントを企画していくので、楽しみにしてほしい」と話す。