宗像・河東のイタリア料理店「NINO(ニーノ)」(宗像市河東)が8月12日・13日、「NINO鹿フェア」を初開催する。
2019(平成31)年4月にオープンし、地元野菜を使ったプレートランチを提供する同店。今回のフェアは店主の二宮英樹さんが、九州の鹿がたくさん捕れ、おいしい時季であることから企画した。
両日共、鹿肉と地元野菜を使った特別メニューを用意。「ジビエ料理屋べんけい」(岡垣町内浦)店主の永山律雄さんによる解体ショーを予定しており、さばいた肉は鹿ステーキとして販売する。ステーキのほかにも、「鹿だしのジビエラーメン」(900円)や「鹿肉のボロネーゼパスタ」「鹿肉カレー」「鹿肉と野菜のホットサンド」(以上1,000円)を提供予定。ホットサンドはテイクアウトもできる。
二宮さんは「今回のフェアには、永山さんのほかにも猟師が3人来る予定なので、ジビエに興味のある人と猟師をつなぐ機会にもなれば。あまり知られていないが、鹿はたくさん捕れており、捨てられているという現状があるので、そうしたことも伝えていきたい。わな猟に同行した際、農家さんが鹿やイノシシの被害で精神的なダメージを受けているのを目の当たりにした。普段から地元野菜を仕入れているので、何とも言えない気持ちになった。今後もイノシシやマガモなどでシリーズ化して、たくさん捕って、おいしく食べてもらえるようにしていきたい」と話す。
開催時間は両日共、11時30分~17時(なくなり次第終了)。予約不要。駐車場20台。