セルフフォトウエディングスタジオ「INAI（いない） WEDDING FUKUOKA」（福津市宮司浜2）が福津・ネオラログイン横のデザイナーズアパートメント「EVO MATERIA（イーボ・マテリア）にオープンして、6月11日で3カ月を迎えた。

撮影写真例

　プロ仕様の撮影機材を使ったウエディングフォトを2人だけの空間でセルフ撮影できる同店。「気軽にウエディングフォトを撮りたい」「カメラマンの前でポーズを取るのが恥ずかしい」というカップルに対応するスタジオとして昨年10月、東京・大塚にオープンし、同店は2店舗目となる。店名の「INAI」は撮影中、カメラマンが「いない」ことから名付けたという。

　スタッフは受け付けや撮影準備、撮影方法の案内後は時間になるまで別室で待機。利用客がリモコンを使い自らシャッターを切るスタイルで、カメラ横に設置するモニターで表情やポーズを確認しながら自撮り感覚で撮影できる。撮影した写真はAirdropを通じ、その場で全データを渡すほか、約3週間後には色味などを補正した写真データを改めて納品。事前にウエディングドレス・タキシードの着画集やポージング集を送ることで、限られた時間内でもスムーズに撮影できるようにしている。結婚式の前撮りで来店し、ウエルカムボードなどの写真として活用するカップルが多いという。

　料金は「シンプルセット」（衣装持ち込み60分コース＝1万6,000円～）、「ベーシックセット」（衣装貸し出し60分コース＝2万9,600円～）、「スタンダードセット」（同90分コース＝3万5,000円～）。アクセサリー、ブーケ、ちょうネクタイなどの小物は全てプラン内で無料貸し出しする。子どもや愛犬などと撮影する場合や撮影時間を延長する場合は追加料金がかかるほか、ヘアメークなどのオプションも用意する。

　7月には、家族やマタニティーなどでもセルフ撮影が楽しめるウエディング以外のブランドも立ち上げる。

　同店でヘアメークなども手がけるカメラマンの世楽（せら）まなみさんは「『2人の空間で写真が撮れて楽しかった』という声を頂くことも多い。完全無人のスタジオではないので、困ったことがあれば、いつでもスタッフに相談できるので安心して撮影できる。当店は自宅と写真館の中間のようなスタジオ。写真を撮ることを、気軽にリラックスしながら楽しんでもらえたら」と話す。

　営業時間は10時～20時。1日5組限定。完全予約制。予約はホームページで受け付ける。