海の道むなかた館(宗像市深田)で1月8日、「海人王国宗像ー古墳時代の交流と繁栄ー」が始まった。
「世界遺産『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界遺産登録5周年のプレイベントとして、沖ノ島を取り巻く宗像君一族にスポットを当てる同展。「宗像君一族の船」「宗像君一族と九州諸地域の交流」「大和政権からみた宗像」「宗像の至宝」の4つに分け、宗像市内で出土した品や宗像と交流があった地域の品々など約50点を展示する。
展示品の中には「飾履(しょくり)」という古墳時代の権力者が持っていた品があり、現物を見ることができるは九州で同館のみ。
宗像市世界遺産課の太田さんは「この展示を見れば、当時の宗像の繁栄していた姿を見ることができる。宗像地域で作られたものだけではなく、交流でしか手に入らない物が展示されている。当イベントでしか見ることができない品があるので、ぜひ見に来てほしい」と話す。
開館時間は9時~18時。月曜休館。入館無料。2月27日まで。1月22日には佐賀大学教授による「古墳時代宗像地域の首長と渡来人」の記念講演を予定。