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宗像・陵厳寺にカフェ「アーシャ」 一目ぼれした建物でUターン開業

「ラザニア風ホットサンド」と「ラテアート」

「ラザニア風ホットサンド」と「ラテアート」

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 カフェ「Arcier(アーシャ)」(宗像市陵厳寺 1)が4月24日、宗像・陵厳寺にオープンした。

カウンターに手作りの焼き菓子が並ぶ

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 店主の川越有紗さんは7年前から昨年まで、姉夫婦と共に東京・下北沢のカフェ「cafe the usual(カフェ・ザ・ユージュアル)」でシェフをしていた。以前から、地元・岡垣への帰省時に電車から見える建物に「一目ぼれしていた」という川越さん。電車で店の近くを通り過ぎる度、「カフェを開くなら絶対にあのかわいい建物だと思っていた」と明かす。

 40年前から喫茶店として使われた建物は、閉店後も前店主の家族により20年間大切に守られてきたことを知り、「大切な思い出を残し受け継いでいきたい」と天井の梁(はり)や照明、調度品はそのまま生かした。店名は、川越さんが好きなアメリカの絵本画家・挿絵画家・園芸家・人形作家であるターシャ・テューダと、川越さんの名前をかけ合わせた文字遊びで「Arcier(アーシャ)」と決めたという。

 メニューは「ラザニア風ホットサンド」「鯖(さば)のツナメルト」(以上1,200円)、「ブレンド珈琲(コーヒー)」(600円)、「季節のシロップ」(750円)、「ケーキセット」(1,200円)など。

 東京から福岡に帰ってくる度に「道の駅むなかた」(江口)に立ち寄り、新鮮な野菜や魚を前にすると、「作りたいメニューが次々と思い浮かんだ」という。スープやドレッシングも全て宗像の季節の食材を使っている。

 川越さんは「朝、パンや菓子を焼いて、ソースやスープもだしから3時間ほど煮込んで味に深みを出すなど、全て手作りにこだわっている。安心して食べられる『アーシャの味』と思ってほしい。皆が集まって思い思いに過ごし、思い出に残る場所になれれば」と話す。

 営業時間は10時~19時。季節により変更(インスタグラムに掲載)。駐車場5台。

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