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宗像・赤間にピラティススタジオ 市の伴走型創業支援プログラムで起業

店主の友末実歩さん

店主の友末実歩さん

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 ヨガ・ピラティススタジオ「MINORI PILATES(みのり・ピラティス)」(宗像市赤間3、TEL 080-5261-8339)が2月28日、オープンした。

リングやポールを使いエクササイズを行う

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 店主の友末実歩さんは理学療法士として4年間病院に勤務し、主に高齢者のリハビリテーションを担当。病院勤務を始めたころ、自身の腰の痛みに悩まされたという。「少しでも腰痛が改善すれば」と思い、ヨガ・ピラティスのレッスンを受講したところ、腰痛が改善。「病院で出会う患者さんは皆深刻な状態で『もっと早くケアできていたら』と思うことも多かった。予防の観点からヨガ・ピラティスは役に立つのではないか」と考え、ヨガ・ピラティスのインストラクターの資格を取得した。

 「資格を取ったものの、起業するつもりは全くなかった」と友末さん。「退院する患者さんから『体を動かすことが大切だと分かったが、他にも疾患があるのでスポーツジムなどに通うのは怖い』という話を聞いた。理学療法士でもありインストラクターでもある自分なら、疾患のある人でも安心して通えるスタジオが作れるのではと思った」と起業のきっかけを話す。

 市の施設などを借りてヨガ・ピラティスのレッスンを開講し、「そろそろ自分のスタジオを持ちたい」と思い始めたタイミングで「宗像市伴走型創業支援プログラム」を知り、応募。審査の結果、支援者に決定し、昨年8月から専門家からアドバイスを受けながら事業計画や物件探し、チラシ作成など起業の準備をしてきた。 

 レッスンでは、疾患があっても安心して通えるよう、一人一人の体に合わせた動きを提案する。マットの上で体を動かすだけでなく、ピラティスマシン「リフォーマー」も用意。「バネが体の動きを補助してくれるので、運動が苦手な方でも体を正しく整えることができる」と友末さん。

 「根や幹がしっかりしていてこそ『実り』が得られる。人間も同じで、体づくりがしっかりできていてこそ、体の不調に悩むことなく日々の生活を楽しく過ごすことができる。そんな思いから店名を『MINORI』と付けた。毎日を笑顔で過ごせる手伝いができれば」と抱負を話す。

 営業時間は10時~21時。水曜定休。完全予約制。駐車場2台。

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