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宗像大社の節分祭で3年ぶりに「豆打ち式」 巫女が福豆1万袋準備

「福豆」を巫女が一袋ずつ準備する

「福豆」を巫女が一袋ずつ準備する

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 宗像大社(宗像市田町)で3年ぶりに「豆打ち式(豆まき)」が行われるのを前に、1月26日、巫女(みこ)による「福豆」の袋詰めが行われた。

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 同社では毎年、立春の前日に当たる節分の日に「節分祭」として、災難を除き悪鬼や邪鬼を追い払う追難神事を行っている。節分祭終了後に行われる「豆打ち式(豆まき)」は毎年、多くの参拝客でにぎわう行事となっていたが、昨年と一昨年はコロナ禍で中止となった。今年は祈願殿前に特設舞台を設け、3年ぶりに行う。特設舞台から豆をまくほか、菓子や協賛各社の商品券などの「当たり券」も一緒にまく。中には市内のホテルで使える5,000円券も含まれ、合計で約400枚の当たり券を用意するという。

 豆打ち式(豆まき)でまく豆は「福豆」と呼ばれる。大きなかごに入った豆を、巫女がおちょこ一杯分ずつ袋に入れ、口をしばって小分けにしていく。昨年は福豆の配布のみだったため300袋を用意したが、今年は1万袋を用意するという。

 今回、初めて福豆の袋詰めを行った宗像大社巫女の一ノ瀬夢咲子(むさし)さんは「節分を前に、厄除けで参拝した方にも福豆をお渡ししている。お渡しすると喜んでいただけるので、とてもうれしい。1万袋の用意は大変だが、皆さんの厄払いの役に立てれば」と思いを話す。

 節分祭は2月3日11時から。祭典後、祈願殿前特設舞台で豆打ち式(豆まき)を行う。

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