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宗像大社で「宗像国際環境会議」 環境問題に向けて行動を

昨年のセッションの様子

昨年のセッションの様子

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 宗像大社(宗像市田島)で10月26日~28日の3日間、「第9回宗像国際環境会議」が開催される。

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 同会議は、地球温暖化に伴う気候変動や海の生態系の崩れ、海洋汚染の問題に対応するため、地元の漁業者や市内外の学生、環境団体、企業、さまざまな分野の有識者が集まり、産学官民が世代を超えて海の環境について議論し、国内外に情報を発信するため2014(平成26)年に発足。多くの人に環境問題への関心をもってもらい、行動を起こすきっかけとなることを目的として毎年、会議を開いてきた。

 3日間にわたり、9つのテーマに沿って「各界の第一人者」が議論するセッションを用意。今回のテーマで注目されているのは「海の変化と再生への取り組み」。昨年、宗像市地島で実証実験を行ったシャボン玉石けん、宗像漁業協同組合組合長、宗像市の環境問題への取り組みを行っている九州大学准教授などが、「海の変化」や「再生への道」について話し合う予定。現在、オンライン配信での参加申し込みを受け付けている。

 地元の中学生・高校生を対象に、環境問題への取り組みに第一線で活躍している大学教授や企業人を講師として特別講義を行う「育成プログラム」も用意。抽選で10人が現地で聴講でき、オンライン参加も受け付ける(申し込みは21日まで)。

 会議閉会後、世界遺産登録5周年事業として「浄闇-清らかな闇と光」と題したイベントを開催。世界遺産をテーマとしたトークショーやミュージシャンのライブ、サステナブルをテーマとしたファッションショー「常若ランウェー」を昨年に引き続き行う。

 広報を担当する宗像市総務部秘書政策課の砂田さやかさんは「日頃の生活で環境の変化を感じることはないかもしれないが、年々確実に環境は変わってきている。今私たちが見ている景色をこの先の未来に残していくには、一人一人が自分事として行動を変えていくことが大事。『一人の小さな行動の変化が未来を大きく変えていく』ということを、多くの方が気付くきっかけになれば」と参加を呼びかける。

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