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宗像・日の里で電動アシスト付き自転車の実証実験 ゼロカーボンに向けて

宗像市都市再生課街なか再生係の樋口将太さん

宗像市都市再生課街なか再生係の樋口将太さん

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 宗像市日の里地区で電動アシスト付き自転車の実証実験を行うため1月15日、「CoCokaraひのさと」(宗像市日の里1)で市民モニターを対象に自転車の引き渡し説明会が開かれた。

自転車の引き渡し説明会の様子

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 宗像市は2021年10月8日、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言。同事業は、脱炭素の取り組みの一環として宗像市都市再生課が主催。電動アシスト付き自転車を市民に無償で貸与し、自動車から自転車への行動変容が見られるかどうかを検証する。

 実証実験期間は1月15日~2月13日のおよそ1カ月間。週2日以上自転車を利用することをルールに、自ら応募した市民モニター10人が自転車を利用。充電は、市民モニターが家庭用コンセントから行う。自転車に装着したGPSから移動記録を収集し、実証後のアンケートも踏まえ検証を行う予定だという。

 自転車の引き渡し説明会では、電動アシスト付き自転車の使い方や充電の仕方などを担当者が説明。その後、貸与された自転車を実際に試乗するモニターの姿も。20代の男性モニターは「とても楽に進むので驚いた。通勤のため自宅から駅まで毎日自転車を利用しているが、電動自転車に乗りかえることで脱炭素に貢献できるのではないかと思う」と話す。

 同事業を担当する宗像市都市再生課街なか再生係の樋口将太さんは「日の里地区は団地再生のモデル地区。駅へのアクセスにも優れ、坂も多いので、実証地区として選んだ。自家用車があると短距離でも自動車で移動してしまいがちだが、電動アシスト付き自転車があることで、移動手段が自動車から自転車へ変わるかどうか、モニター結果から検証していきたい。ゼロカーボンシティの実現に向けて、今後も市民、事業者が一丸となって取り組んでいけたら」と抱負を話す。

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