イオンモール福津(福津市日蒔野6)のB駐車場で1月9日、宗像地区消防出初式が行われる。
同式典は宗像市消防団と福津市消防団、宗像地区消防本部が参加し、毎年1月上旬に開かれる。感染症対策のため、消防車両・参加者の行進や幼年消防クラブの参加、祝賀会の実施を見送り、規模を縮小しての実施となる。
第1部では式典が行われ、消防活動に功績のあった消防団員などを表彰。第2部ではアトラクションとして「直上曲水(ちょくじょうきょくすい)」を披露する。同アトラクションは、12口の消防ホースを消防署員が一人ずつ抱え、放水しながら音楽に合わせてホースを動かすもの。消防操法の訓練の一環として消防署員が練習を重ね、3年に一度披露する。巨大な動く噴水のようになるため、その迫力を楽しみに多くの市民が観覧に訪れるという。
イベントスペースでは、はしご車試乗体験と消防自動車展示撮影会、消防活動の紹介や防災グッズの展示を行う。はしご車試乗体験は、5歳以上を対象に抽選で25組が試乗できる。当日9時35分~10時20分、はしご車試乗体験受付テントで抽選番号の付いたリーフレットを配布し、申し込みを受け付ける。消防活動の紹介や防災グッズの展示コーナーでは、救急車両のペーパークラフトなども配布する。
式典を担当する宗像地区消防本部消防司令の森﨑巌さんは「3年に一度の直上曲水の披露やはしご車試乗体験など、さまざまなイベントがあるので、多くの市民の皆さんに楽しんでいただき、火災予防の意識を高めるきっかけにしてもらえたら。消防団員や消防署員の勇ましい姿を間近に見てもらうことで、小さなお子さんに『大きくなったら消防団員や消防署員になりたい』と憧れをもってもらえたら」と来場を呼びかける。
第1部の式典は9時50分~、第1部のアトラクション「直上曲水」は10時50分~。イベントスペースは10時~12時10分。入場無料。