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宗像・三郎丸に韓国チキン店「モヨラ」 元サニックス選手が開く

店主の王授榮さんと妻の桃子さん

店主の王授榮さんと妻の桃子さん

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 宗像・三郎丸に8月4日、韓国チキン店「モヨラ」(宗像市三郎丸2)がオープンした。

店内の様子

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 店主は今年5月末に活動を休止したラグビーチーム「宗像サニックスブルース」で9年間センターバックとして活躍していた王授榮(ワンスヨン)さん。活動休止が決まる前から今季での引退を考えていたが、引退後も宗像に住み続けたいと思ったという。「日本に来てさまざまな地域を訪れたが、宗像のように自然があふれ人も温かい街はないと感じた」と王さん。宗像に韓国料理店が少ないことから韓国チキン店の開業を決意。「韓国人が作る本場の味」を提供するため、妻の桃子さんと共に準備を進めてきた。店はスポーツバー「BRAVO(ブラボー)」の店舗を間借りし、バーの営業前の時間帯を利用して開いている。

 店名の「モヨラ」は韓国語で「集まって」という意味。「たくさんの客でにぎわう店にしたい」という王さんの思いを込める。

 メニューはカレー・ガーリックパウダーを使った「オリジナルフライドチキン」「特製ヤンニョムチキン」「ガーリック醤油(しょうゆ)チキン」(以上、4ピース=790円、8ピース=1,490円)、チーズ・サワークリームパウダーを使った「プリンクルチキン」(同=890円、同=1,780円)、7種の具材で作る「キンパ」(770円)などのほか、「チキンサンド」(490円)、「チーズボール」(750円)などの軽食も用意。注文を受けてからチキンを揚げるなど、「できたて」にこだわる。イートインのほか、テイクアウトやデリバリーにも対応。今後もメニューは増やしていく予定だという。

 「このような場所があれば、サニックスに所属していた選手たちもまた、宗像で集まれると思う」と王さん。「トレンドに流されず、人から人へ『おいしい』と伝わっていくような、長く続く店にしていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時30分~20時30分。店前に駐車場あり。

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