特集

【むなびと#15】宗像で活躍する魅力ある人を紹介
「のんきなごはん屋 ハッピーゴーラッキー」店主 木脇礼子さん

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「のんきなごはん屋 ハッピーゴーラッキー」店主の木脇礼子さん

 宗像経済新聞は2021年12月の創刊以来、宗像周辺の「まちの記録係」としてさまざまな人と出会い、地域のハッピーなニュースを届けてきました。その中で感じた宗像の魅力の一つは「人」。宗像には出身を問わず「シビックプライド」を持った人が多く「宗像が好き!宗像に貢献したい!」という市民の熱意が地域を支えています。

 本特集では宗像で活躍する人を「むなびと」とし、「むなびと」が活動や事業を始めたきっかけ、活動・仕事に対する思い、これから宗像でかなえたい夢などについて紹介していきます。今回は宗像市にある「のんきなごはん屋 ハッピーゴーラッキー」店主の木脇礼子さんに話を聞きました。

 

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住宅地の一角にある「のんきなごはん屋 ハッピーゴーラッキー」 住宅地の一角にある「のんきなごはん屋 ハッピーゴーラッキー」
 

――のんきなごはん屋ハッピーゴーラッキーはどんな店ですか

 子どもたちや近所の方、一人暮らしの高齢者の方などいろいろな方が来て、食事をしたり、話をしたりしながら楽しんでもらっている店です。元々自治会と池野コミュニティーの役員をしていて地域の人たちと関りができるようになり、自分もそうしたコミュニティーを作りたいと思ったのが店を始めたきっかけです。皆が集まる所においしいご飯があると来やすいかと思い、おにぎり店にしました。店に来るお客さんの半分以上は子どもたちです。

 スープを作る木脇さん
スープを作る木脇さん

今週のおにぎりは子どもたちがリクエストしたカレーそぼろ今週のおにぎりは子どもたちがリクエストしたカレーそぼろ

――メニューはどのように決めていますか

 献立は1週間の営業分を考慮して、いろいろな本を見ながら彩りをも考えています。今週のおにぎりは店に遊びにくる子どもたちのリクエストで「カレーそぼろ」にしました。食材は、近所のスーパーや道の駅むなかた、むなかた物産市オアシスなどで購入しています。近所に野菜を持ってきてくれる方がいるので、その方から買うこともあります。米は1升6合炊いています。これだけ炊いても全然足りない時もありますし、逆に売れない時もあります。 テイクアウト用のおかずを詰める テイクアウト用のおかずを詰める
手早くおにぎりを作る 手早くおにぎりを作る
ランチ時にはたくさんの客が訪れ、次々と注文を受ける ランチ時にはたくさんの客が訪れ、次々と注文を受ける

――店を続けていくことの大変さはありますか

 大変なのは黒字経営ですね。黒字化は難しいと思うこともありますが、店内が「ありがとう」「ごちそうさま」など笑顔であふれているのがうれしいです。お金よりもその部分を大切にしたいと思っています。
「池の音楽隊♪」として活動して昨年10周年を迎えた 「池の音楽隊♪」として活動して昨年10周年を迎えた

――店のほかに行っている地域活動を教えてください

 「池の音楽隊♪」「二丁目小学校」「仲よし文庫」です。「池の音楽隊♪」は2014(平成26)年に結成したリコーダーアンサンブルグループ。高齢者の福祉サロンで演奏したり、小学校の授業でリコーダー指導したりしています。昨年は10周年を記念して阪九フェリーで船内ライブを行いました。「二丁目小学校」は、運動会などの土曜・日曜にある小学校行事の振替休日に、子どもだけで参加できる子どもの居場所を地域の方と運営しています。第一は「自分が楽しいこと」。楽しくないことはやりたくないので、自分がやりたいことだけをやっています。
 

日替わりのランチメニュー 日替わりのランチメニュー

――これから宗像でかなえたい夢を教えてください

 宗像に爪痕を残したいです。子どもたちが大きくなって宗像を離れていっても、帰ってきたら「ただいま」と帰ってこられるような店を続けられたらと思っています。
 

ユーチューブ動画

【むなびと】一軒家の小さな食堂店主に密着!#154

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