特集

【むなびと #13】宗像で活躍する魅力ある人を紹介
宗像いちごファーム園長 甲斐貴大さん

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宗像いちごファーム園長の甲斐貴大さん

 宗像経済新聞は2021年12月の創刊以来、宗像周辺の「まちの記録係」としてさまざまな人と出会い、地域のハッピーなニュースを届けてきました。その中で感じた宗像の魅力の一つは「人」。宗像には出身を問わず「シビックプライド」を持った人が多く、「宗像が好き!宗像に貢献したい!」という市民の熱意が地域を支えています。

 本特集では宗像で活躍する人を「むなびと」とし、「むなびと」が活動や事業を始めたきっかけ、活動・仕事に対する思い、これから宗像でかなえたい夢などについて紹介していきます。今回は2025年1月、宗像・池浦にオープンした観光農園「宗像いちごファーム」園長の甲斐貴大さんに話を聞きました。

5品種の食べ比べができる宗像いちごファーム5品種の食べ比べができる宗像いちごファーム

宗像いちごファーム
イチゴの3大ブランドとされる「あまおう」「紅ほっぺ」「とちおとめ」のほか「さがほのか」「おいCベリー」を合わせた5品種が食べ比べできる観光農園です。食育がテーマのイベントも開催しています。

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1年間探し続けで出合った土地で新規就農

――イチゴの観光農園を始めたきっかけを教えてください

 元々は農業をする予定もなく、全く違う仕事を20年間続けてきたのですが、「何か自分でできることはないか」と思いついたのがイチゴの観光農園でした。

 以前働いていた職場が宮崎や大分にあったので、最初はその辺りの土地を探していましたが、私自身が新規就農ということもあって、なかなか農地を購入することができませんでした。1年間探し続けた中で出合ったのが今の土地です。場所も観光農園に適していると思ったので、すぐに農地を取得し宗像に引っ越してきました。

収穫が終わった枝を切っていく作業は毎日行う収穫が終わった枝を切っていく作業は毎日行う宗像いちごファーム外観 宗像いちごファーム外観

――観光農園を営業するに当たり、大変なことは何ですか

 イチゴも生き物なので「どのタイミングで収穫できるか」という予測が難しいです。最初はお客さまの予約数を少なめにして営業していたのですが、予想以上にイチゴが余ってしまい廃棄することもありました。逆に今一番花が終わりかけで小さいイチゴしかない状況でたくさんのお客さまの予約が入ってしまっているので、イチゴの生育を見ながら予約管理をするのが大変です。

イチゴの生育状況を見ながら予約を管理するのが難しいイチゴの生育状況を見ながら予約を管理するのが難しい

大きい「あまおう」を見つけ、笑顔を見せる甲斐さん大きい「あまおう」を見つけ、笑顔を見せる甲斐さん

イチゴ狩り以外も楽しめる観光農園

――お客さまに楽しんでもらうために工夫していることはありますか

 「せっかくこんなに環境のいい自然豊かな場所にあるのに、イチゴ狩りだけをして帰ってしまうのはもったいない。少しでも長く農園にいてほしい」という思いで、イベントを企画しています。例えば、ハウス内にちりばめられたハチのイラストを探す「ハッチーを探せ!」やイチゴクイズなどを用意しています。エンターテインメント性を取り入れた観光農園でお客さまをおもてなししたいと思っています。

ハウス内にちりばめられたハチのイラストを探す「ハッチーを探せ!」ハウス内にちりばめられたハチのイラストを探す「ハッチーを探せ!」ハウス横の芝生広場で遊ぶ子どもたちの姿も見られるハウス横の芝生広場で遊ぶ子どもたちの姿も見られる

――宗像での生活はいかがですか?

 宗像には昨年4月に引っ越してきましたが、ゴルフ、居酒屋、イチゴ関係の知り合いがたくさん増えました。休みの日は、ゴルフをしていることが多いですね。居酒屋に通っていたらゴルフコンペに誘われ、参加したこともあります。

――これから宗像でかなえたい夢を教えてください

 イチゴの観光農園のハウスとしてはまだまだ足りないぐらい狭さなので、今年、再来年にはハウスの増築を予定しています。もっとたくさんのお客さまに宗像いちごファームを知っていただき、1日100人ぐらい集客できるようにしたいです。そして、宗像・池浦地区を「いちごのテーマパーク」にしていけるよう頑張っていきたいです。

YouTube動画

【むなびと】宗像いちごファーム 園長に密着! 甲斐貴大さん #13むなびと#13 甲斐貴大さん

 

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