![講師と一緒に走る子どもたち](https://images.keizai.biz/munakata_keizai/headline/1739401567_photo.jpg)
小学生が家族と挑戦する体力テストイベント「Active Kids(アクティブキッズ)フェスティバル」が2月11日、グローバルアリーナ(宗像市吉武)陸上競技場で行われた。
実業団や元オリンピック選手、プロチームなどの選手を講師に招き、小中学生がスポーツ体験を行う、宗像市の「むなかたっこ熱くなれシリーズ」事業の一環。宗像市では、従来の体制で学校部活動の運営が難しくなっていることを受け、令和5年度から地域移行を進めており、同事業は小中学生にスポーツの楽しさを知ってもらおうと昨年8月から始めた。これまで宗像市立中学校で現在行われている部活動10種目とバドミントン教室を行い、延べ1200人以上が参加した。
第16弾として行われた同イベントには宗像市内の児童と家族、計35組が参加。日本選手権やインターハイで入賞経験がある陸上競技専門講師からアドバイスを受けながら、50メートル走、立ち幅跳び、反復横跳び、ソフトボール投げの記録測定に親子で挑戦した。50メートルずつを8人のバトンでつなぐ400メートルリレー対決も行い、保護者が全力で走る姿も見られた。
家族4人で参加した小3男児と保護者からは「これまで野球やソフトボールなどの教室にも参加した。先生に教えてもらい反復横跳びの記録が伸び、楽しかった」「普段スポーツをしておらず、親も一緒に参加するスポーツイベントがあまりなかったため、運動するいいきっかけになった」などの声が聞かれた。
イベントを企画・運営をしたグローバルアリーナスタッフの御堂峰弘さんは「想定以上に保護者も参加してくれた。家族でスポーツを楽しむことで、子どもがスポーツを始める際の親の関心度も変わるのでは。保護者が部活動を応援してくれると子どもの力にもなるし記録も伸びる。親がスポーツに関わる機会を今後もつくっていきたい」と意気込む。