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宗像市とキューピーが連携事業発表会 「エコサラダ」で健康増進目指す

(左から)「キューピー」の三井潤治福岡支店長、伊豆美沙子宗像市長

(左から)「キューピー」の三井潤治福岡支店長、伊豆美沙子宗像市長

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 宗像市と「キューピー」(東京都渋谷区)が2月4日、「野菜で『楽しく』『おいしく』健康づくり 野菜摂取量拡大に向けた連携事業発表会」を道の駅むなかた(宗像市江口)で開催した。

白菜のコールスロー風サラダ

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 宗像市には生活習慣病の患者が多く、これまでも生活習慣病予防教室などで栄養指導を行ってきたが、子どものころからの日々の食生活が将来の健康をつくっていくことから、より市民の生活に踏み込んだ取り組みができればと「キューピー」と連携。「楽しく」「おいしく」野菜を食べ、健康づくりにつなげてもらおうと「むなかたエコサラダ」を共同開発した。官民が連携して、市民の野菜摂取量を増やし、健康増進の仕組みづくりを目指す。

 「エコサラダ」は、捨ててしまいがちな野菜の皮や芯を活用したり、サラダに使う機会の少ない野菜などを取り入れたりすることから食品ロス削減にもつながる。同社と連携した「エコサラダ」の開発は、福岡県内の市町村初の取り組みとなる。

 「むなかたエコサラダ」は、生の白菜を使い、シャキシャキとした食感が特徴の「白菜のコールスロー風サラダ」、ブロッコリーの茎も使う「ブロッコリーの食べきりサラダ」、皮付きのジャガイモを使う「皮付き春野菜のポテトサラダ」の3種類。地元で生産する旬の野菜を活用する。

 発表会には、伊豆美沙子宗像市長と「キューピー」福岡支店の三井潤治支店長が出席し、1月11日に宗像市内で開かれた「食育講演会」の参加者が選んだ「意外性ナンバーワン」のむなかたエコサラダ「白菜のコールスロー風サラダ」を試食した。

 伊豆市長は「サラダは最も身近な料理の一つであり、誰もが取り入れやすい。地元の新鮮な食材、野菜を多く取り入れていただき、食を通じて健康を維持してほしい」と話す。

 三井支店長は「今年はキューピーマヨネーズ発売100周年の年。節目の年に新たな取り組みができることがうれしい。『楽しく、おいしく、地産地消』をキーワードに、いろいろな新しい発信をしていきたい」と話す。

 発表会後、伊豆市長は同施設物産館の店頭に立ち、来店客に「白菜のコールスロー風サラダ」の試食サンプルを振る舞った。試食した客が、レシピや野菜を手に取る姿も見られた。

 宗像市によると、今後3カ月ごとに宗像の旬の野菜を使った「むなかたエコサラダ」を「キューピー」と共同開発し、宗像市内のスーパーや直売所でレシピカードを配布するほか、むなかたエコサラダレシピのコンテスト、飲食店でサラダフェアなどを行う予定という。

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