
鮮魚店「漁師の魚そのまんま」が「鮨屋台」敷地内(岡垣町原)にオープンして1カ月がたつ。
同店を経営するのは、波津海岸で父親とともに漁師をしている木村士元(しげん)さん。「幼い頃から漁師になることを志し、高校時代から漁の手伝いを始めた」という木村さんは、知人から「新鮮な魚をその日のうちに直売してみては」と勧められたことをきっかけに出店を決意。今夏から準備を始め、2カ月で出店にこぎ着けた。
販売するのは、木村さんがその日の漁で取った魚。漁から戻った午後に営業を始め、販売する魚の内容はインスタグラムやLINEで当日朝に案内する。この時期はタイやイカが中心で、今後はサワラなどを並べる予定という。店内でのさばき対応は行わないが、魚のさばき方は動画で撮影し、ユーチューブで公開している。
木村さんは「朝取れの魚をその日のうちに買える店は貴重だと思う。鮮度の違いを楽しんでほしい。求めてくれる人がいる限り、この店を続けていきたい」と話す。
営業時間は13時(漁から戻り次第)~17時。漁に出た日のみ営業する。売り切れ次第終了。