
宗像市が10月8日、市内で創業を目指す人を対象にした起業家育成プログラム「MUNAKATA BUSINESS LABO」を始める。主催は宗像市、運営は「くりえいと」(くりえいと2)。
プログラムは11月26日までの全7回で構成し、グループ形式でビジネスを学ぶのが特徴。同じ志を持つ仲間と共に学ぶことで、互いに助け合える関係性の構築を後押しする。同市では2024年、創業を希望する人を対象に一対一での個別創業相談支援を始め、創業のハードルを下げ、創業の間口を広げる支援に取り組んできた。今回のプログラムは、ビジネスアイデアをブラッシュアップし、事業の実現と継続のための経営の基礎を学ぶことで、ビジネスプランをより充実させ、創業に向けたステップアップができるような支援を行うために企画した。
講義内容は、起業家としてのマインドセット構築をはじめ、ビジネスアイデアの具体化、顧客の心をつかむ商品・サービス開発、財務計画と資金調達の方法など。宗像市内の先輩経営者を招いたパネルディスカッションも予定する。最終日にはビジネスプランの最終報告会を開き、優秀者には「宗像ビジネスくりえいとカップ」への出場枠を用意する。
プログラム担当の宗像市産業政策課の真鍋脩さんは「これまでの一対一の支援とは違い、グループだからこそ生まれるつながりがある。大人になるとなかなかできない『同期』のような仲間ができる機会にしてほしい。プログラムを通して『宗像市は起業しやすいまち』というイメージを持ってもらい、創業を目指す人が当市に集まるようになればうれしい」と期待する。
開催時間は18時~20時。場所は宗像市役所。定員は10人程度。料金は6,000円(教材費)。申し込みは宗像市ホームページの専用フォームで受け付ける。