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宗像・大島にまきサウナ「SAUNA -MURO-」 世界遺産望む地で整い体験提供

洞窟にこもり「火と静」を感じるサウナ室(写真提供=VILLA MINAWA)

洞窟にこもり「火と静」を感じるサウナ室(写真提供=VILLA MINAWA)

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 1日1組限定の宿泊施設「VILLA MINAWA」(宗像市大島)が8月1日、まき式メディテーションサウナ「SAUNA -MURO- 宗像大島」をオープンした。

アースバッグて?つくられた水風呂(写真提供=VILLA MINAWA)

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 新設するサウナは世界遺産・沖ノ島に最も近い灯台のそばに位置し、玄界灘を一望できる。施設を運営するローカルツーリズム(福岡市)によると、「約1300年前に奈良時代で使われていた石室風呂(室)を原初的に再現し、火、土、水、風、島の素材そのものと向き合いながら、五感の奥で感じる『ととのい体験』を提供する」という。

 フィンランド製のまきストーブを備えたサウナ室「蒸し風呂」は、壁に大島の土を混ぜ込んだしっくいで仕上げ、洞窟のような空間を演出。室内では、大島の甘夏などをブレンドした専用アロマ水で蒸気を発生させる「ロウリュ」も用意する。体を冷やす「水風呂」は、大島の土を使ったアースバッグ構造で、冷却には島の井戸水を使う。隣には、海を望む「湯風呂」も設置するほか、休憩用の「外気浴」スペースにはロッキングチェアを備える。施設内には「たき火場」も設け、地元食材を使ったバーベキューのプランも用意する。

 ローカルツーリズム社長の糀屋総一朗さんは「構想を練り始めてから2年。内装の素材選びやまきストーブの機種選定、原初的な世界観をどう維持するか、宗像大島の土地にどう溶け込ませるか、一つ一つ悩み立ち止まりながら積み重ねてきた。世界遺産の沖ノ島を望むこの地で、自然と共に心身を解き放つ時間を過ごしてもらえたら」と話す。

 利用は「VILLA MINAWA」宿泊者限定で、期間限定のプライベートサウナ付きプラン(1室6万円~)を用意する。予約は同施設のウェブサイトで受け付ける。

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