宗像・王丸の「ベーカリーカフェこのみ」(宗像市王丸、TEL 080-6414-5909)が2月17日、およそ2年ぶりに店内飲食を再開した。
10年ほど前から、パンと焼き菓子の製造・卸売をしていた店主の桑野妙子さん。「みんなの居場所になるような、飲食とおしゃべりが楽しめる場所を作りたい」と考え、2年ほど前、店内飲食ができるように工房を改装。改装オープンから10日後、第1回の緊急事態宣言が発出され、店内飲食を休止。製造・卸売と並行して、店ではテイクアウトのみを行ってきた。コロナ禍の終息を待っていたが、その見通しが立たないことから、席数を半分に減らし店内飲食を再開することにした。
店内のショーケースにはさまざまな種類のパンを並べ、ピザとおかずパンは日替わり。パンの生地には、白神こだま酵母と国産小麦を使い、ナッツやドライフルーツ、紅茶などは有機栽培や特別栽培のものにこだわる。売れ筋はベーコンエピと全粒粉パン。スコーンやワッフル、ラスクなどの焼き菓子もあり、ビスコッティは、「紅茶やコーヒーだけでなくワインにも合うことから客からの人気が高い」という。
桑野さんは「今できる形で店内飲食を再開することにした。店内でゆったりと過ごしてもらえたら。もう少し暖かくなったらテラスにベンチも出す予定。もうすぐモクレンが、続いて桜が開花して、春は庭が花でいっぱいになる。パンや焼き菓子、飲み物と一緒に、庭の花々も楽しんでもらえたら」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~17時。日替わりパンの内容はインスタグラムで伝える。