
初夏の風物詩「ふくつの鯛(たい)茶づけフェア」が現在、福津市内で開催されている。
15回目となる今年は、過去最多タイとなる市内22店が参加。例年、吾智網(ごちあみ)漁が解禁となる5月中旬から開催している。玄界灘で取れた天然マダイを主役に、各店が「福津ならではの一杯」を提供する。
同フェアでは、福津のたい茶漬け三カ条「玄界灘で取れた生きのいい天然マダイを使用する」「お茶かだし汁をかけて、ご飯と一緒に食べる」「各店舗こだわりの調理方法で調理する」を掲げ、ゴマだれや醤油だれで味わう定番のたい茶漬けに加え、たいのだしを使ったカレーやラーメン、リゾットなど、各店が工夫を凝らしたメニューを提供する。
今回初の試みとして、昼食だけでなく、夕食需要にもターゲットを広げる情報発信を行おうと、夜もたい茶漬けを提供する店の情報をパンフレットやフェア特設ページで公開する。
期間中はスタンプラリー企画を行い、異なる3店分のスタンプを集めると、先着100人にフェア参加店で使える500円分の商品券を進呈する。
観光案内所「津屋崎千軒なごみ」(福津市津屋崎3)では、6月22日までフェア参加店のメニューを紹介するパネル展示、記念撮影できるタイのかぶり物設置を行う。
同フェアを企画した一般社団法人「ひかりのみちDMO福津」事業本部長の中村留美さんは「天然マダイのうま味を生かした多彩な味が楽しめるのが当フェアの特徴。土曜、日曜はいつも満席で食べられなかったという人や、なかなか昼には来られなかったという人も、福津のたい茶漬けを食べてほしい」と話す。
「ショウブが見頃を迎える宮地嶽神社や、美しい夕景が広がるビーチエリアなど、観光と併せて福津の魅力を体感してもらえたら」とも。
6月29日まで。