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自由ヶ丘中8年生が宗像の食材を使った新メニュー開発 PRイベントも

地元食材を生かした米粉ピザの試作品

地元食材を生かした米粉ピザの試作品

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 宗像市立自由ヶ丘中学校の8年生が12月11日、地元食材の魅力を伝える探究活動を行った。

タコライスを試作する様子

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 「総合的な学習の時間」で行っている「地域課題の解決を目指したふるさと学習」の一環。同校では、実態調査や課題把握を経て、企画書を作り、市内事業者の協力を得ながら、動画制作、PRイベント企画、商品開発など、分野ごとに学習を進めている。

 当日、動画制作チームは福岡工業大学附属城東高等学校(福岡市東区)の生徒と共に動画制作を行ったほか、イベント企画チームは会場配置や当日までのスケジュールなどを話し合った。商品開発のチームでは、米粉ピザやタコライスなど地元食材を使ったメニューを試作した。

 米粉ピザの試作では、地元事業者が提供したピザ生地を使い、生徒たちは各自でソースと具材を考え、実際に試作。生徒からは「ユズの果汁を搾り、果肉と一緒にミカンゼリーと混ぜたものをソースにした。ユズの香りが強すぎるのではと思ったが、試作してみたらちょうどいい仕上がりだった」「温かい状態でお客さんへ提供したい。食べ比べてみて、温かい状態と冷めた状態では味わいが違った」などの声が聞かれた。このほか、ブリを使ったピザや「しし肉みそ」をソースに使ったピザなど、地元食材を生かした試作品が並んだ。今後、事業者からのアドバイスや指導を受けながら、実際の販売を目指すという。

 同校教諭の出光洋文さんは「生徒たちが自分たちで見つけた地域課題を解決していく学習の一環だが、この取り組みが地域の活性化にもつながれば」と期待を寄せる。

 同校8年生は2025年2月28日、道の駅むなかた(江口)で商品の販売とPRイベントを開く予定。

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