「第5回宗像市中学生会議」が11月15日、宗像市役所内の市議会議場で行われた。
中学生の地域への参加意識を高め、自らの将来や社会の未来を創造する生徒の育成を図ることを目的に2020年から始まった同会議。
当日は、宗像市内の中学校7校の生徒会役員23人と伊豆美沙子宗像市長、猿樂隆司教育長などが出席。議長と事務局は玄海中生徒が務めた。
会議は「地域から感謝される学校、一人一人が活躍できる学校を目指して、今私たちができること」をテーマに行った。各校の生徒は、「生徒が主体となった宗像市の特産品開発」(自由ヶ丘中)、「地域の方や河東学園内小学校の先生も含めた話し合い」(河東中)、「掲示板サイトを使った生徒への情報発信」(中央中)、「デジタル目安箱を小中学校や地域に設置して意見を応募する取り組み」(城山中)、「地域の方々へのスマホ教室」(日の里中)、「大島の課題解決のためのイベントの開催」(大島学園)、「地域や宗像の魅力を発信するカードを作りさまざまな場所で配布」(玄海中)など地域や学校独自の活動について発表した。
各校の発表を元に生徒間で意見交換や議論を行い、「全校生徒が楽しめる取り組み」「ICTを活用した全校生徒と地域のつながりを深めること」「地域や宗像をPRする取り組み」などを盛り込んだ共同宣言を採択した後、採択書を伊豆市長に提出した。
宗像市中学生会議の様子を見守った伊豆市長は「学校は今までは隔絶した世界だと思われていたが、実際は地域の一員。地域の一員として、より地域から望まれる貢献もしてほしい。宗像市としても生徒一人一人が勉強だけではなく家族、地域の一員として貢献をしてもらい、生活力を養ってもらうよう、宗像市としても育てていきたい」と話す。