日の里団地(宗像市日の里5)48号棟をリノベーションした生活利便施設「ひのさと48」の203号室・204号室に、Co-Doingを目的とした「さとのひWONDER BASE」が3月12日、オープンする。
Co-Doingとは、一般的なCo-Working(コワーキング)のように空間を共にするだけでなく、「共に活動を起こす」ことを指す。正解の分からない課題を考えたり、互いの悩みを相談し合ったりするなどの会話を通して、同施設を利用する個人や企業が持つ、それぞれの能力や強みが出合い、既存の枠組みでは実現しなかった事業や活動が生まれることを目指すという。
一般的なコワーキングスペースのように個人で作業ができる机や椅子も用意するが、利用者同士の会話が生まれるような仕掛けが特徴。203号室にはカラフルなミニソファを置き、壁面には「ひのさと48」の建物を模した立体造形を取り付けている。204号室は木のぬくもりを感じられる個人スペースが中心だが、椅子を動かせばミーティングスペースへと変えることができる。
担当の谷山さんは「『地域で何かやりたい』『一緒に活動したい』個人や企業がコミュニケーションを重ねる中で、一個人、一企業では生み出せないような面白い事業や活動が誕生するのではないかと期待している。この場所が、地域に『WONDER』を起こす基地になり、地域をさらに元気にする拠点となれれば」とオープンへ向けた思いを語る。
現在、見学を受け付けている。見学予約も可能(谷山さん、TEL 070-8690-3342)。予約無しでも、ひのさと48の「ひのさとブリュワリー」販売所のスタッフが案内可能(月曜定休、10時~17時)。