「観光ステーション むなたびラボ」が9月15日、道の駅むなかた(宗像市江口)南館にオープンし、同日、オープニングセレモニーが開かれた。
「自転車を通して宗像の観光を楽しむ」をコンセプトにオープンした同施設。観光コンシェルジュが常駐するほか、宗像の食やイベントのパンフレット、観光マップなどが並ぶ観光情報コーナー、レンタサイクル、10月に宗像・岡垣で開催する「マイナビ ツールド・九州2024福岡ステージ」のコースや宗像の海岸などのサイクリングを疑似体験できる「バーチャルサイクリング体験」などを備える。施設内の床には、宗像市内の上八環状交差点(ラウンドアバウト)をイメージしたデザインを施す。
セレモニーでは、伊豆美沙子宗像市長が「これから宗像はサイクリングタウン、サイクリングの聖地としてスタートを切る」とあいさつ。宗像観光協会の矢原吉房会長は「当施設では、観光コンシェルジュが宗像の観光に関する問い合わせに応えるほか、来訪者のニーズに合わせ、宗像の魅力を楽しんでいただける旅を提案していく。宗像ならではの名所、食、体験、自然を探求、追及していきたい」と話した。
セレモニー後は、同施設を訪れた観光客らがバーチャルサイクリングを楽しむ様子が見られたほか、元F1 レーサーで、自転車競技選手の片山右京さんによるトークショーも開催。芝生広場では、宗像・岡垣に設定したチェックポイントをチームで回ってポイントを競うサイクルロゲイニングイベント「ロードアドベンチャー in 宗像・岡垣」が行われ、約200人が参加した。
レンタサイクルは、大人用=10台、子ども用=2台。料金は、3時間=1,000円、1日=1,500円。バーチャルサイクリング体験は無料。営業時間は9時~17時。第4月曜定休。