宗像東部観光拠点施設「街道の駅 赤馬館」(宗像市赤間4)が9月28日、開設10周年記念イベント「赤間宿時代行列」を開催する。
郷土の偉人として知られる維新志士「早川勇」など地元にゆかりある歴史上の人物になりきって、歴史ある唐津街道を歩く同イベント。
唐津街道赤間宿に面した同施設は、古民家を解体・復元した建物を活用し、宗像市内東部地区の観光促進を行う施設として2014(平成26)年にオープンした。施設では常時、時代衣装の本格着付け体験も行っている。
イベント当日は、同施設10周年記念式典も行う。館長の赤星順正さんは「この節目に改めて、郷土の歴史、特に吉武地区出身で明治維新に大きく貢献したとされる『早川勇』の存在を多くの方に知っていただきたい」と話す。
同施設では現在、行列の一般参加者を募集している。参加枠は、「早川勇」をはじめ、唐津街道赤間宿を実際に歩いたとされている「西郷隆盛」「高杉晋作」、1863年に都落ちし、25日間赤間宿に滞在したという「五卿」など歴史上の人物に扮(ふん)した11人と、時代衣装を着て名前札を持つ10人の計21人。
参加者は当日、「赤間地区コミュニティ・センター」(赤間2)を出発し、途中で集合写真を撮りながら、赤間宿通りを行列で歩く。
赤星さんは「唐津街道赤間宿の歴史的価値を体感できるイベント。本格的な時代衣装を着て歴史ある街道を歩ける機会も珍しいと思うので、多くの方にご参加いただけたら」と呼びかける。
参加費は3,600円。申し込みは、「街道の駅 赤馬館」サイト専用フォームと電話(TEL 0940-35-4128)で受け付ける。締め切りは8月20日。