「シーバードむなかた」水上オートバイ贈呈式が5月28日、勝浦浜海洋スポーツセンター(福津市勝浦)で行われた。
(左から)NPO法人「パーソナルウォータークラフト安全協会」の伊藤敬一九州地方本部長、「シーバードむなかた」代表の小野義明さん
「北斗の水くみ海浜公園」(宗像市神湊)を拠点に活動するボランティア団体「宗像ライフセービングクラブ」が運営する「シーバードむなかた」。海浜での「事故ゼロ」を目指し、海水浴場でライフセービング活動を行うほか、勝浦浜では、宗像・福津の小学5年生を対象に「海洋体験授業」のカヌー体験指導を務めてきた。これまでの活動実績が認められたことと、本年度から新たに、サップ体験、ロープワーク、海辺観察の授業を担当することから水上オートバイ贈呈が決まった。
贈呈式には、「シーバード」推進団体のNPO法人「パーソナルウォータークラフト安全協会」の伊藤敬一九州地方本部長、原崎智仁福津市長、海上保安庁福岡海上保安部の緒方猛次長が出席。伊藤九州地方本部長が「シーバードむなかた」代表の小野義明さんに水上オートバイのレプリカキーを手渡した。
原崎市長は「勝浦浜は海洋性スポーツを行うのに最適な場所の一つ。宗像ライフセービングクラブの皆さんには、海洋体験授業が始まった2015(平成27)年から関わっていただき、海辺の安心安全の確保に力を注いていただいている。これからも海を生かした教育活動を見守ってもらえたら」と話す。
小野さんは「体験授業を通じて子どもたちに『海が楽しい』ことを伝えたい。今回いただいた水上オートバイを活用し、安心安全を確保しながら海洋体験授業を運営していきたい」と話す。