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宗像に食事処「やまじ」 魚の扱いを知り尽くした地元鮮魚店が開く

海鮮丼天ぷら付き(1,500円)

海鮮丼天ぷら付き(1,500円)

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 宗像の生産者直売所「赤木の里」(宗像市広陵台1)横に食事処「やまじ」がオープンして3カ月が過ぎた。

店舗外観。直売所と鮮魚店の間に建てられ、行き来できる造りとなっている

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 直売所横で鮮魚店を営む「山路水産」が「本当においしい魚を食べてほしい」という思いから開いた同店。直売所と鮮魚店の間にあった空き地を利用し、2店をつなぐ形で建てた。店は主に「山路水産」で魚をさばいていた元料理人のスタッフと店主の妻・智子さんが切り盛りする。店主の山路さんは「魚の扱い方を知り尽くしている魚屋だからこその味。工夫を凝らし、魚の食感や味に合わせた料理を提供している」と胸を張る。オープン時に告知はしなかったが、鮮魚店の常連客やSNSを通じて徐々に客が来るようになったという。

 メニューは「日替わり定食」(650円=平日のみ)、天ぷら定食(800円)、各種丼(900円)のほか、すし(10貫=1,000円)、焼魚茶漬け(800円)などの単品メニューも。定食・丼にはみそ汁と小鉢が付き、日替わり定食や小鉢のメニューはその日仕入れた鮮魚から即興で考え提供する。鮮魚店の利点を生かし、刺し身単品(350円~)も常時20種類ほどを用意する。

 智子さんは「お客さまからの『おいしかった』『また来るよ』という声や、たくさんの笑顔に日々感謝している。テークアウトや予算に合わせた弁当も提供できるので、都合に合わせて相談してもらえれば。魚屋に来るのは敷居が高いと感じる方もいると思うが、今後も気軽に来られるアットホームな店づくりを目指していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~20時。水曜定休。

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