地域交流イベント「キッカケラボのみんなで交流大作戦!」が2月17日、宮司コミュニティーセンター( 福津市宮司浜2)で開かれた。主催は、福津市未来共創センター「キッカケラボ」。
「福津市に関わる皆がつながり合い、新たな可能性をつくり出す施設」として2022年7月に開設した同センター。
当日は、2部構成で各回80人が参加。第1部は「ウェルビーイングを考えるワークショップや場づくり」を通じて、人が幸せに暮らせる社会の実現方法を研究する東京都市大学の坂倉杏介教授が登壇。参加者に向け、「人と人との『程よいつながり』を増やすことで生き心地の良いコミュニティーを共につくることができる。昔は固定のメンバーが同じ目的を持ってつくり上げてきた。今は固定のメンバーだけでなく、新しい人が入り、常に人が出入りすることで新しいアイデアが次々に生まれる。現代社会にふさわしい、程よい距離感がいい」と話した。
福津のウェルビーイング事例発表も行われ、「音楽散歩実行委員会」「光陵高校2年1組」「エニタイムフィットネス福津店」「暮らしの保健室」が本年度の取り組みを紹介した。
第2部では「ウェルビーイングを体感!つながる!大交流会」をテーマに、第1部で発表した団体に加え、福津市で活動する団体が体験ブースを設けたほか、福津市食生活改善推進会が郷土料理「だぶ汁」などを振る舞った。
同イベントを企画した「福津市未来共創センター」スタッフの鈴木亜希子さんは「福津市にはいろいろな市民活動や、町に良い取り組みを実践する企業、団体が多くある。その取り組みを紹介し、『ふくつウェルビーイング大賞』として表彰する場も予定している。今回は表彰式に先立ち交流会を行った。ウェルビーイングを通して縁が広がっていく様子を目の当たりにした」と話す。