カフェ「茶寮 GARYOU（ガリョウ）」が鞍手町中山の美容室「hairmake BARACCA（ヘアメークバラッカ）」隣にオープンして1 カ月がたった。

店舗外観

　店主は美容師の本松和憲さん。「近くにカフェがほしい」という客の声をきっかけに出店を決めたという。店名は、中国の故事成語「画竜点睛（がりょうてんせい）」から名付けた。本松さんは「あえて完成させず、需要などに合わせて臨機応変に変わっていくとの意味を込めた」と話す。

　カフェ店長の三原淳さんは福岡県出身。「鞍手町は故郷ではないが、本松さんとは知り合いだった。髪を切りに行った際、タイミングよくカフェ出店の話を聞いた。元々コーヒーが好きで勉強しており、いつか喫茶店を開きたいと考えていた」と振り返る。

　三原さんのお薦めは、サイフォン式コーヒー。「サイフォンで入れることで香りが強くなる。浅いり・中いりのフルーティーなコーヒー豆と相性がいい。苦味が少なく、飲みやすいので、コーヒーが苦手な人に飲んでほしい。コーヒーの概念が変わると思う」と三原さん。「ノンアルコールだが、酒の香りと味がする『フレーバーコーヒー』という珍しいコーヒーもサイフォンで入れて提供している。酒が飲みたいけど飲めない時など、ゆっくり楽しみに来てほしい」とも。食事は、ホットケーキやガレットなどを用意する。食事に合わせたコーヒー豆の種類の提案も行うという。

　三原さんは「落ち着いて過ごしてもらえるよう店内の空間に余裕を持たせる工夫をした。地域の人がのんびり過ごせる場所にしたい。サイフォン式コーヒーは、熱い時と冷めた時で味が全く違うのも特徴。ゆっくりのんびりとコーヒーを楽しんでほしい。今後はテイクアウト販売や夜営業にも対応できたら」と話す。

　営業時間は10時～17時。月曜定休。駐車場10台。