大島学園(宗像市大島)の9年生生徒が1月18日、イオンモール福津(福津市日蒔野6)を訪れ、大島活性化に向けての取り組みをプレゼンテーションした。
人口約540人(1月18日現在)の大島は現在、人口減少と高齢化、観光客減少などさまざまな課題を抱えている。大島学園では昨年、「むなかた子ども大学の日」の活動で、大島の活性化に取り組む民間企業や大学からアドバイスを受けた。
この日は、4カ月間かけて考えたという大島の課題解決に向けた企画を、同学園9年生の金川歩羽さんと古城梨央菜さんが会場で発表した。
2人は大島学園や大島の行事を紹介した後、大島学園の全児童生徒39人が大島近海の生き物や海藻を調べているほか、大島特産の「塩」や「甘夏」を広めるために行っている活動について話した。プレゼン企画は、「観光客の減少」「人との関わりが少ない」という大島の課題解決のため「大島フェスティバル」開催、「super(スーパー)大島やってみよう」による移動販売を提案した。
金川さんと古城さんは「私たちの力だけでは企画実現は難しい。大島をもっと盛り上げて住みやすい島にしていきたい」と話す。
「イオンモール福津」ゼネラルマネジャーの石飛正展さんは「企業は『地域の役に立たないといけない』との思いがある。私たちもいかに『地域に貢献するか』を一つのテーマとして持っている。誠意を持って企業に話をすると、熱意に共感して協力してくれるところがある」と2人にエールを送った。